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排水管について②

前の記事にて、排水についての大まかな流れについて整理しました。今回は、排水管に付随する設備に関していくつか紹介したいと思います。

1.掃除口:排水管を掃除する為に排水管についている専用口
 <場所>
 ・排水横引き管(排水横枝管、排水横主管)の途中と起点(管が集結している所)
 ・排水管が45°以上曲がる部分
 ・排水立て管の最下部
 <大きさ>
 ・配管の管径が100mm以下: 管径と同じ大きさ
 ・配管の管径が100mm以上: 100mm以上
 <設置間隔>
 ・配管の管径が100mm以下: 15mおきに設置
 ・配管の管径が100mm以上: 30mおきに設置

2.排水ます(小さいマンホールのような形): 排水管の合流部や湾曲部、勾配が変わる地点のゴミなどが溜まりやすい場所に設置
 2-1.インバートます: 汚水用の敷地排水管に設置
 2-2.泥だめ: 雨水用の敷地排水管に設置(泥だまりは15cmは確保)

3.ルーフドレン: 屋上などにドーム型や平型、コーナー型の網状の雨水排水金具(開口面積は雨水管の倍以上とする)

4.間接排水管: 汚水の逆流を防ぐために、配管の途中でぶった切り、大気の空間を通すこと

5.トラップ: 下水の臭いなどが屋内に入らないように水で封をする仕組み
 5-1:管トラップ(配管を曲げて水を溜める)→形状からSトラップ/Pトラップ/Uトラップがあります。
 5-2:非サイホントラップ→管トラップではないトラップのこと(ドラムトラップ、ワントラップ)

5の「トラップ」に関して、夏場になると下水のような臭いがお風呂場や洗濯機からする場合がありますが、それはトラップの水が蒸発してしまってトラップの効果がなくなってしまっていることによります。これを破封と呼びます。

封水と呼ばれるトラップの水の深さは最低でも50~100mm確保しなければいけません。またトラップの配管の断面積比(流出/流入)が大きいと破封がしにくくなります。

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