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8.52019
消火設備について
給水・排水の中で消防用途の給水があります。以前、「火災と防災設備」でも下記の消防設備に含まれる消火設備について紹介しました。
消火設備
1.消火器: 初期消火用の設備
2.消火栓: 1号消火栓(2名で実施)、2号消火栓(1名でも実施可、ただし工場や倉庫などでは使えない)
3.スプリンクラー
3-1.閉鎖型スプリンクラー: 通常は湿式(水が加圧)、他に乾式(空気が圧縮、凍結防止)、予作動式(美術館など直ぐに発動しない)がある
3-2.開放型スプリンクラー: 劇場の舞台などで利用、手動で作動できる
3-3.泡消火設備: 駐車場などで設置、誤作動で泡だらけになった事例も最近よくある
3-4.連結散水設備: 地下の消火活動の為に地上階に給水車が繋ぐ用の送水口がついている
3-5.連結送水管: 連結散水設備を同じように建物内部に給水車が繋ぐ用の送水口がついている
3-6.不活性ガス消火設備・ハロゲン化物消火設備: 電気室やボイラ室などに設置される
火災は下記の4種類あり、消火方法もそれぞれ異なります。
A.普通火災(木材や紙の一般可燃物): 除去消火、冷却消火、窒息消火、希釈消火
B.油火災(ガソリンや油): 窒息消火(水消火は×)
C.電気火災(電気設備): 窒息消火(水、泡は感電するので×)
D.金属火災: 乾燥砂などの窒息消火
火災は可燃物、酸素、点火エネルギーが無ければ起きません。ですので、消火する場合は可燃物と酸素をなくしてしまえばいいのです。