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明るい環境とは②

前回に続き、室内の明るい環境づくりの為に知っておくべき内容を紹介します。
前回、下記の指標を用いて照明設計する必要がある事を書きました。

1.照明率: 作業面に入射する光の束の率
2.保守率: 照明の清掃(汚れ)具合を測る指標
3.照明均斉度: 照度分布の均一性の指標
4.設計光束維持率: 寿命までの照明の減退率

この指標を基に、室内の「作業面照度」を下記の式で計算することができます。

作業面照度=照明の数×照明の1灯あたりの光束×照明率×保守率÷床面積

式にもあるように、当然照明の数が増えれば明るくなりますし、1つずつの照明の明るさが明るい方が作業面が明るくなります。その上で照明の配置(照明率)や埃や油で照明が汚れていないかも作業面の明るさに影響します。

その光源となる照明がどのような原理で光っているかは、下記のように分類することができます。

1.温度放射: フィラメントの電気抵抗で発生する熱による白熱発光(白熱電球、ハロゲン電球)
2.ルミネセンス: 電磁波などによってエネルギーが高い状態から安定状態に戻る際に出る発光
 2-1.放電発光
  2-1-1.高輝度放電ランプ: 水銀ランプ、メタルハイライドランプ、高圧ナトリウムランプ
  2-1-2.低圧放電ランプ: 蛍光ランプ、低圧ナトリウムランプ、ネオンランプ
 2-2.電界発光: EL、LED

照明も当然、寿命がある為、交換をしていかなければいけません。(LED照明の場合はかなり長期間持ちますが。)建物内の照明の交換方式としては、下記のやり方があります。

1.個別交換方式: 切れた照明から順次取り換える
2.集団的個別交換方式: 切れた照明がある個数でまとまったら、交換する
3.集団交換方式: 切れた照明があったとしてもそのままにして、ある一定期間ごとに全交換するやり方
4.個別的集団交換方式: 切れた照明は順次取り換えた上で、一定期間ごとに全交換するやり方

90%以上の場所で個別交換方式が取られます。(流石に切れた照明がある商業施設は嫌ですからね。)一方で集団交換方式も6%程あります。なかなかメンテナンスしにくい建物の場合や人が出入りしにくい場所では、そうした方式も取られます。

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