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9.42019
害虫による人への被害
ここまで「ねずみ」「蚊」「ゴキブリ」「ダニ」「その他の害虫」の生態と食べるモノ、防除方法にについて紹介してきました。
今回はその害虫による人への具体的な被害をベースにまとめてみたいと思います。最も大きな人への直接的な被害は害虫を介することで感染症を発症してしまうことです。感染症ほどでなくても、刺されて痒みが出たり、ゴキブリのように見ただけで不快感を感じるものも被害の一つと言えます。
下記に害虫別の人への被害をまとめてみました。
1.ねずみ: 高圧電気機器や配電盤などの配線を食べようとして停電・火災の被害が生じる
1-1.ドブネズミ: サルモネラ症2.蚊: 吸血による痛み・痒み
2-1.コガタアカイエカ: 日本脳炎
2-2.ヒトスジシマカ: デング熱、ジカウィルス感染症、フィラリア症
2-3.アカイエカ: ウエストナイル熱、フィラリア症
2-4.ハマダラカ: マラリア
2-5.チカイエカ: なし3.ゴキブリ: 不快感
4.ダニ: 吸血による痛み・痒み
4-1.ヒョウヒダニ: 小児喘息(気管支喘息)
4-2.マダニ: ライム病5.その他
5-1.コロモシラミ: 発疹チフス
5-2.ハエ: 赤痢
上記を見ても分かるように、蚊による感染症の媒介率が高くなっています。また、ハウスダストの中でも紹介される昨今良く起きている症状が「ヒョウヒダニ」による気管支喘息です。それぞれの害虫による被害の可能性を理解しながら、建物内外の防除管理をしなければいけません。