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光と電磁波

」も実は「電磁波」の一つになります。電磁波とは、ある場所に電流が流れるとその周りに磁場が生じ、その発生した磁場が電場を生じて、順繰りに電場と磁場を発生していくことによる伝播していく波を指します。

つまり、大きな電気(エネルギー)が流れる場所では電磁波が発生しやすいと言えます。太陽も一つの大きなエネルギーの塊の為、そこから太陽光という電磁波が発生しているのです。

電磁波は周波数の大きさによって身体への影響度が変わってきます。周波数が高ければ高いほど、身体への影響は大きくなります。特に電離放射線と言われる周波数が3,000兆Hzを超すようなレントゲンなどのX線は、エネルギーが大きく生体組織の分子・原子を分離、発がんや突然変異などの生体反応を及ぼす可能性がある電磁波になります。一方、そこまで周波数の高くない電磁波は、非電離放射線と言われます。

各電磁波の周波数別の事例を下記に示します。

1.周波数ゼロ: 磁石、地球による磁気
2.300Hz以下(低周波): 家電製品
3.300~1,000Hz(中間周波): IH調理器
4.10MHz~300MHz(高周波): ラジオ放送
5.300MHz~3GHz(高周波): 電子レンジ、携帯電話、テレビ放送
6.3GHz~3THz(高周波): BS放送
7.3THz~3,000THz(光): 太陽光(赤外線<紫外線)
8.3,000THz~(放射線): X線などのレントゲン

こう見ると、太陽の光は放射線に次ぐほどの高エネルギーの電磁波だということが分かります。周波数で言うと、紫外線の方が赤外線よりも高周波で高いエネルギーとなります。波長で比べると、紫外線の方が赤外線よりも短くなります。

紫外線の良い効果としては「ビタミンDを生成」して「クル病を予防」したりしますが、当たりすぎると「電気性眼炎」といって目の角膜の表面が傷つき、充血したり涙が出たりします。(スキーなどでゴーグルをかけていないと目が痛くなる現象です。)

また長時間紫外線の中で肌をさらしていると日焼けから火傷状態になり、「皮膚がん」の原因になったりします。屋内においても殺菌やアーク溶接などで紫外線が発生するので、注意が必要です。

一方、赤外線は紫外線よりはエネルギーは小さいですが、波動によって物質に熱を持たせることが出来ます。例えば遠赤外線ヒーターなどはその一つです。ただ、赤外線も浴びすぎると熱くなりすぎ、熱中症や白内障の原因になるので注意が必要です。

電離放射線のレベルになってしまうと、強さの単位が放射線を測定する「ベクレル」や「シーベルト」という単位になってしまいます。放射線による身体への影響は、一番初めに「リンパ球」にきます。なので、早期の症状としては白血球の減少や脱毛などが起こり、不妊の原因ともなってしまいます。後期の症状としては白内障や胎児への障害、悪性腫瘍などがあり得ます。

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