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ダンパと吹出口

ダクトで建物内に空気を通す際に、空気を遮断や調整したい場合も出てきます。遮断したい場合の一番の事例は「火災」です。そこで「ダンパ」と呼ばれる開閉器によって、ダクトの途中で流路を遮断したり、風量を調整します。ダンパの種類としては下記があります。

1.防火ダンパ: 火災時に流路を遮断。火災を遮断する為に1.5mm以上の厚さの鋼板製
2.防煙ダンパ: 防煙区画に設置。煙感知器によって流路を遮断
3.風量調整ダンパ: 流量調整や流路の開閉の為に設置

また、ダクトで運ばれた空気は「吹出口」から吹き出されます。吹出口は特に勢いをつけるわけではなく、そのままの風速で吹き出されます。吹き出した方向に平行にして天井や壁があると、遠くまで風が吹き出されます。吹出口の種類としては大きく2種類に分かれます。

1.軸流型・ノズル型・ライン状吹出口: 四角・丸形の吹き出し口。まっすぐ吹き出される。誘引比が小さく(広がらず)、遠くまで到達する
2.ふく流吹出口・アモネスタット型: 丸く渦状の吹き出し口。ぶわーと広がって吹き出される。誘引比が大きく(広がるが)、遠くまでは到達しない

一方、吸い込み口は吹出口と違って方向性はそれほど重要ではない為、グリル型(格子状)が多く使われます。

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