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換気量が低い事務所・ビルで起きる現象

空気の中でも主に人に害を及ぼす空気について、様々紹介してきましたが、そうした害を及ぼす空気がなくても建物の状態によっては、身体に影響を受ける現象があります。

それが、換気量の低い事務所やビルなどで起こる「シックビル症候群」です。シックビル症候群は、1970年代前半のオイルショックを受けて、省エネの為に建物内の気密化を進め、そうして出来たビルや事務所の換気量が少なくなることで、空気環境が悪くなり、そうした建物内で働く人達に症状として出てきたものになります。

そうしたビルや事務所では、20%以上の人がその建物内で不快感を感じます。
また、そのビルや事務所から外に出れば症状はなくなります
どのような建物がそうした症状が出やすいかというと、室内の空気が循環してしまっており、室外の空気の換気があまりされていない、また人が密集して気密性が高く、床がカーペットやテキスタイルといった埃などが出やすい環境になります。

症状としては、大きく3つに分類されます。

1.呼吸器の症状: 胸部圧迫感、胸やけ、息切れ、咳
2.乾燥による皮膚や粘膜の症状: 乾燥、かゆみ、チクチクした痛み、紅斑、蕁麻疹、湿疹、目、鼻、のどの痛み
3.酸素不足による神経の症状: 頭痛、疲労、倦怠感、吐き気、めまい、抑うつ、不安、集中力・記憶力の低下

建物の管理という点では、「清掃」と「換気」を適正に実施する事で、シックビル症候群を防ぐことができます。

シックビル症候群によって、そのビルの中で働く人の生産性が落ちてしまっては、いくら人を詰め込んで建物的には効率的に使えているとしても、最終的なアウトプットという意味ではマイナスになることを理解する必要があります。

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