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人に害を及ぼす空気(前編)

今回は、人に害を及ぼしてしまう「空気」について更に整理したいと思います。
前回、「一酸化炭素」「浮遊粉塵」「たばこの煙」について書きましたが、それ以外に下記が挙げられます。

1.ホルムアルデヒド: 目、鼻、喉の刺激 【発生要因:建材材料】
2.窒素酸化物: 気管支炎、呼吸器障害 【発生要因:排ガス、燃焼器具、ディーゼルエンジン】
3.硫黄酸化物: 喘息、粘膜刺激 【発生要因:排ガス、燃焼器具、石油ストーブ】
4.アスベスト: 肺がん、肺気腫、中脾腫 【発生要因:断熱材】
5.ラドン: 肺がん 【発生要因:土壌】
6.VOC: シックビル症候群 【発生要因:洗浄剤、溶剤】
7.オゾン: 気道粘膜刺激 【発生要因:コピー機】
8.ハウスダスト: 喘息、アレルギー疾患 【発生要因:粉塵、ダニ】
9.微生物: 過敏性肺炎 【発生要因:超音波加湿器】

「1.ホルムアルデヒド(CH2O)」は、建材や洗剤、化粧品や消毒剤、防腐剤に含まれ、たばこの煙の中にも含まれています。水やアルコールに溶けやすく、小学校の理科室などに置いてあった「ホルマリン漬け」は、まさにホルムアルデヒドを溶かした水溶液です。

この気体が人にとっては有害で、刺激性や発がん性を持っています。呼吸器官系に影響を及ぼし、シックハウス症候群や肺気腫の原因にもなります。新築のマンションに引っ越したら、毎日喉が痛いとか頭が痛いといった症状が出たら、ホルムアルデヒドが原因です。

ビル管理法でも新築や大規模修繕を行った場合、その日から最初に来る6/1~9/30までにホルムアルデヒドの空気環境測定をしなければいけません。通常の2ヵ月に1回の空気環境測定ではホルムアルデヒドは入っていません。

「2.窒素酸化物」は、「一酸化窒素(NO)」や「二酸化窒素(NO2)」です。NOの状態は非常に不安定の為、一酸化窒素は直ぐにNO2の二酸化窒素になります。(一酸化窒素のヘモグロビンとの結合力は一酸化炭素の1,400倍です!ただ空気中には存在しにくいですが。)二酸化窒素は特有の不快臭がし、水には溶けません。二酸化窒素は、大気汚染の一つの原因で毒性が強く、濃度が高いと目や鼻、喉などの粘膜を強く刺激します。

「3.硫黄酸化物」は、主に「二酸化硫黄(SO2)」です。大涌谷などの火山地で温泉たまごを作る時、白い凄い匂いがする煙が上がっているのを見たことがあると思います。この火山ガスが二酸化硫黄です。火山以外に重油や軽油、石炭などを燃焼する際にも発生します。例えば石油ストーブを焚くと、室内の二酸化硫黄濃度が上がります。濃度が高くなると、咳や喘息、目が痛くなったり、究極は呼吸困難になって死亡します。足尾銅山鉱毒事件もこの二酸化硫黄がガスとして発生した公害の事例です。

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