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人に害を及ぼす空気(中編)

前回に引き続き、人に害を及ぼす空気の続きです。

1.ホルムアルデヒド: 目、鼻、喉の刺激 【発生要因:建材材料】
2.窒素酸化物: 気管支炎、呼吸器障害 【発生要因:排ガス、燃焼器具、ディーゼルエンジン】
3.硫黄酸化物: 喘息、粘膜刺激 【発生要因:排ガス、燃焼器具、石油ストーブ】
4.アスベスト: 肺がん、肺気腫、中脾腫 【発生要因:断熱材】
5.ラドン: 肺がん 【発生要因:土壌】
6.VOC: シックビル症候群 【発生要因:洗浄剤、溶剤】
7.オゾン: 気道粘膜刺激 【発生要因:コピー機】
8.ハウスダスト: 喘息、アレルギー疾患 【発生要因:粉塵、ダニ】
9.微生物: 過敏性肺炎 【発生要因:超音波加湿器】

1~3までやりましたので、次は「4.アスベスト」です。アスベストは日本語で「石綿」のことで、耐久性、耐熱性などに優れた安価な水和化したケイ酸塩鉱物です。これまで建設資材や電気製品、自動車など様々な用途に使われてきましたが、髪の毛の5000分の1という細さの繊維は空中に飛散すると、肺がんや中皮腫の原因になることが分かりました。日本では2011年度以降、全面撤廃にて製造されておりません。

「5.ラドン」は、普段あまり聞かない名前ですが、ラドンの上位核種はウランになります。地下深部からマグマの上昇と共に地表に出てきます。ラドン温泉などは放射能泉として効能があるとされますが、気体のラドンは喫煙に次ぐ肺がんのリスク要因として危険な空気の一つです。

「6.VOC」は日本語で「揮発性有機化合物」のことで、塗料や接着剤、シンナー、ガソリンなどに含まれるトルエンやキシレン、ベンゼンなどの有機化合物です。こうした揮発性の有機化合物は、シックハウス症候群の原因となります。

「7.オゾン」は、光化学スモッグの原因となる光化学オキシダントの主成分であり、独特の刺激臭を持った「青い」気体です。水には溶けにくく、肺の奥まで侵入してしまいます。電気による化学反応で発生することが多く、「高電圧のコピー機」や「レーザープリンター」、「静電気式の空気清浄機」などからオゾンが発生します。オゾンはO3という非常に不安定な状態で、直ぐにO2として酸化していきます。

次回、「8.ハウスダスト」と「9.微生物」に関して、花粉症やアレルギーとも絡めながら説明したいと思います。

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