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3.152019
建物の管理は具体的にどうなっていれば良いのか?【害虫防除編】
今回は、建物管理の重要項目の「空気」「水」「清掃」「ねずみ・昆虫の防除」の中の「ねずみ・昆虫の防除」に関する管理についてまとめます。
まず、建物管理する上で防除しなければいけない動物は、「ねずみ、昆虫、その他の人の健康を損なう事態を生じさせるおそれがある動物」になります。なので、建物にとっては害虫である「シロアリ」は人の健康を損なうおそれがない為、なぜか建物管理上では防除しなければ動物ではありません。
実際の管理方法としては、下記のような形となります。
生息調査: 2ヵ月に一度(ゴキブリホイホイなど仕掛けのチェック)
防除: 6ヵ月に一度(生息調査の結果に基づき、発生を防止する措置を講じる)
防除に関しては、昨今強い薬剤を使う事に対してネガティブな見解が強く、殺そ剤や殺虫剤は薬事法の規定による承認を受けた医薬品または医薬部外品を用いなければいけません。
ちなみに防除しなければいけない動物の代表例としては下記となります。
1.ねずみ(ドブネズミ 大、クマネズミ 中、ハツカネズミ 小)
2.蚊(チカエイエカ、アカイエカ、コガタアカイエカ、ヒトスジシマカ、シナハマダラカ)
3.ゴキブリ(チャバネゴキブリ、クロゴキブリ、トビイロゴキブリ、ヤマトゴキブリ、ワモンゴキブリ、キョウトゴキブリ)
4.ダニ(ヒョウヒダニ、イエダニ、ケナガコナダニ、ツメダニ、シラミダニ、ヒゼンダニ)
5.その他(シバンムシ、シバンムシアリガタバチ、ユスリカ、ヒラタキクイムシ、ノミ、アリ、ハエ)
そして、防除に用いる代表的な機器としては、下記があります。
1.ULV機
2.散粉機
3.煙霧機
4.三兼機
5.ライトトラップ
6.電撃式殺虫機
また、防除に用いる薬剤としては、下記のタイプがあります。
1.油剤
2.粒剤
3.乳剤
4.燻煙剤
5.食毒剤
ホテルなどの建物で多く出てくるのが、ベッドなどからのダニやゴキブリがあります。一方、飲食店の建物では食べ物があるため、ネズミや蚊、ゴキブリ、ハエなどが発生しやすくなります。
実際に建物内で発見してしまうと、人の健康を損なうというよりは精神的なダメージの方が大きい気はしますが、建物内の運営事業者はさらにダメージを受けますので、(発見される前に)しっかりと定期的な生息調査および防除策を打つ必要があります。