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建物環境を維持するために知っておくべき人体の機能

建物管理について、まずは「1.建築物衛生行政概論」の法律やルールについてこれまで書いていきました。
建物管理が法律で決められているのは、人の健康の為という事が全てでした。

ここからは「2.建築物の環境衛生」という項目にて、例えば人の構造や外的要因に対してどのような反応を身体がするか等、人について多く知る事で、どのような状態に建物管理すれば「人の健康」を維持できるかについて整理したいと思います。

まずは人体の機能として重要な臓器があります。臓器は主に下記の11種類に分類できます。身体の外側から内側に向かって整理しています。

1.皮膚系: 発汗による体温調整機能【病気→皮膚疾患】
2.感覚器系: 外部刺激の神経系への伝達機能【病気→聴覚・視覚・味覚・嗅覚器の疾患】
3.生殖器系: 子孫形成機能【病気→生殖器疾患】
4.筋骨格系: 身体の構成と運動機能【病気→骨折】
5.呼吸器系: 酸素の摂取と二酸化炭素の排出機能【病気→肺気腫、肺炎、気管支炎】
6.消化器系: 栄養と水の摂取、再合成と排泄機能【病気→肝炎、腸炎、胃炎、胃潰瘍】
7.腎臓・泌尿器系: 血液中の老廃物の排泄機能【病気→腎不全】
8.循環器系: 酸素と栄養の供給機能【病気→心筋梗塞】
9.神経系(含む): 外部刺激の中枢への伝達・中枢からの命令伝達機能【病気→パーキンソン病、脳出血、脳梗塞】
10.造血器系: 赤血球・白血球・血小板の生成機能【病気→血友病、白血病】
11.内分泌系: 成長、代謝などの活性コントロール機能【病気→甲状腺疾患】

受け手となる人体は、「外部刺激(環境)」→「皮膚系」「感覚器系」で触れる→「呼吸器系」「循環器系」で体内に運ばれる→「神経系」によって身体が反応するといった流れになります。
その環境による外部刺激の例としては、大きく下記の4種類に分類されます。

1.物理的環境: 温度、湿度、気流、熱、光、音、気圧、放射線、超音波、振動など
2.化学的環境: 空気(酸素、二酸化炭素、オゾン、一酸化炭素、硫黄酸化物、粉塵)、水、し尿、廃棄物など
3.生物学的環境: ウィルス、リケッチア、細菌、寄生虫、昆虫、ねずみ、植物、動物など
4.社会的環境: 文化、教育、産業、経済、情報、交通、医療、福祉、行政、宗教など

「1.物理的環境」は主に「皮膚系」「感覚器系」に直接的に作用しやすいものです。「2.化学的環境」「3.生物学的環境」は主に「呼吸器系」「消化器系」を通して影響を受けます。「4.社会的環境」はストレスなど、他の3種類と異なり直接的ではなくより間接的に「神経系」に作用するものになります。

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