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ねずみ・昆虫などの防除のまとめ

建物内に侵入してくる動物や害虫についての生態から防除の方法、専用機械や薬剤の種類・取り扱いについて整理してきました。今回が最終という事で、防除に関してのまとめと基本的な方針について整理したいと思います。

害虫の防除は、「撲滅」ではないという事です。「防い」で「除く」のです。つまり、先に「予防」(発生源を対策する)が来て、侵入されたら「除く」(発生時に対応する)という順番です。

ですので、害虫の防除を「ペストコントロール」とも言います。(間違ってもベストコントロールではありません。)更に総合防除を「IPM」と言います。

ペストコントロール: 「ペスト(昔の疫病から派生して有害生物)」+「コントロール(制御する)」
IPM: 「Integrated(総合的に)」+「Pest(有害生物を)」+「Management(管理する)」

ペストコントロールやIPMという言葉にもあるように、害虫を全滅させるのではなく、「制御・管理」するのです。

また、薬剤などの使用方法で間違ってはいけないのが、「定期的に同じ薬剤を大量散布すること」です。一見すると、定期的に薬剤によって外注が防除されるような気がしますが、定期的に撒いていると害虫に抗体が出来て効かなくなってしまったり、発生源の原因を突き止められていないと効果が薄くなってしまうのです。

なので普段からやっておくべきことは薬剤を定期的に撒く事ではなく、トラップを仕掛けてそこにどれくらい捕まっているかを確認することです。下記の計算式で判断します。

捕獲指数(1日当たりの1トラップに捕まった数): 総捕獲数 ÷ (トラップ数×調査日数)
※ゴキブリの場合はゴキブリ指数という

1.許容水準: 環境衛生上、良好な状態
 -捕獲指数が0.5未満
 -1トラップで1匹以下
 -生きているゴキブリを見ない
2.警戒水準: 今後、問題になりそう
 -捕獲指数が0.5~1
 -1トラップで1匹以下
 -生きたゴキブリをたまに見る
3.措置水準: ねずみやゴキブリが発生しており、直ぐに防除が必要
 -捕獲指数が1以上
 -1トラップで2匹以上
 -生きたゴキブリを良く見る

以上から、やたら滅多に薬剤散布することなく、原因を突き止めて適切な防除を行うことが害虫対策には重要ということです。

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