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身体から出る熱、逃がす熱

体内の温度調整について、前回の記事から更に深堀りしてまとめていきます。
人間の体温は下記の数式を元に保たれています。

体温=初期体温+発熱量-(伝導性放熱量+対流性放熱量+放射性放熱量+蒸発性放熱量)

発熱量とは、人間が活動する際(体内のエネルギーを利用する際)に生じる熱量のことです。普通にしていても体内では様々なエネルギー消費活動をしています。例えば、脳や心臓、肝臓、腎臓などは身体を動かしていなくても常に活動しています。脳が20%、心臓が7%、肝臓が27%、腎臓10%、筋肉25%くらいの割合でエネルギー消費しています。

この何もしていない状態でのエネルギー消費=代謝量のことを「基礎代謝量」と言います。代謝量はそれぞれの活動によってエネルギー量(=発熱量)が下記のように変わります。

1.睡眠時の代謝量: 60W/㎥【0.95】
2.基礎代謝量(仰向け状態): 65W/㎥【1】
3.安静座位の代謝量: 80W/㎥【1.2】
4.PC作業や車の運転時の代謝量: 100W/㎥【1.5】
5.清掃や草むしり作業の代謝量: 165W/㎥【2.5】
6.ジョギング時の代謝量: 230W/㎥【3.5】
7.ランニング時の代謝量: 290W/㎥【4.5】

基礎代謝量も、冬は体温を保つために夏よりも高くなります。また体表面積あたりの基礎代謝量は、赤ちゃん時がMAXで年齢と共に下がっていきます。20~30歳を過ぎると、代謝は一定となります。30歳代で男子の平均は1,452kcal/日、女子の平均は1,167kcal/日くらいです。

人が激しく活動している場所や建物では、発熱量も大きくなるため十分な放熱を出来る環境をつくってあげないと体温が上昇してしまい身体機能が低下してしまいます。

放熱は、数式にも書いたように「伝導」「対流」「放射」「蒸発」により熱を逃がしています。外気温が高くなりすぎると、温度差による放熱が出来ない為、蒸発の気化熱にて熱を逃がすしか方法はありません。

なので、平均体温の36~37℃以上の外気温の時は、(正常に自律神経が機能すれば)自然と汗がでるようになっています。通常の外気温の場合は、温度差による放熱が可能な為、「伝導+対流:30%」「放射:45%」「蒸発:25%」くらいの比率で放熱をしています。

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