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ダニの生態と防除

4つ目の建物内や人に付着する害虫は「ダニ」です。ダニ自体は国内に3,000種類もいるのですが、屋内で人に刺すダニはごくわずかになります。

まずはダニの種類と生態を整理しましょう。また同時にダニに刺されたり、ダニが見つかった時の防除方法もダニの種類別に下記にまとめます。

1.ヒョウヒダニ
 -屋内塵性ダニ
 -吸血: 人は刺さない
 -生息場所: 25℃、湿度60%以上の場所で繁殖、人のふけを食べる
 -人への害: 死骸や糞で気管支喘息になる
 -防除方法: 薬剤があまり効かない、夏場など除湿・乾燥を維持し、高温にならないように空調で室温調整する

2.イエダニ
 -吸血ダニ、動物寄生性ダニ
 -吸血: ねずみや人から吸血
 -生息場所: ねずみの巣(ねずみに寄生)
 -防除方法: ねずみの巣を除去する、吸血性のダニは薬剤が効く為、ダニ用バルサンを噴霧する

3.ケナガコナダニ
 -吸血: 人は刺さない
 -生息場所: 新しい畳、保存食品
 -防除方法: 薬剤があまり効かない、夏場など除湿・乾燥を維持し、高温にならないように空調で室温調整する

4.ツメダニ
 -屋内塵性ダニ、人刺咬性ダニ
 -吸血: 人に刺す吸血はしない
 -他のダニを捕食する
 -防除方法: 薬剤が効かない、(餌となる)他のダニの繁殖を抑える為、夏場など除湿・乾燥を維持し、高温にならないように空調で室温調整する

5.ヒゼンダニ
 -人寄生性ダニ
 -生息場所: 人の皮膚に内部寄生する

6.スズメサシダニ
 -動物寄生性ダニ
 -スズメに寄生する
 -防除方法: スズメの巣を除去する

7.トリサシダニ
 -動物寄生性ダニ
 -鳥に寄生する
 -防除方法: 鳥の巣を除去する(鳥の卵ごと除去する場合は、市町村長または都道府県知事の許可が必要)

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